自然の宝庫 南アフリカのサファリ
2019年2月、南アフリカのピラネスバーグ国立公園に行きました。
南ア三大都市の一つであるヨハネスブルクの北西、ボツワナに近いようなところ。
アフリカ大陸の他の有名なサファリに比べて面積も広くなく大規模ではないのですが素晴らしい経験ができたので聞いてくださいww
朝にヨハネスを出て車で鉱山の残るまっすぐな何もない道を半日、、、
昼下がりにサファリの入り口にあたるサンシティに到着。
まずは三時ごろから始まるゲームドライブ。
車高が高くて全面開放的な車で出発。
身の危険に関する書類にサインして一瞬緊張したけどそんなのもつかの間、ハンターみたいな恰好のガイドのおじさんをみてテンションが上がり、、
街と国立公園は柵で仕切られているのですが、それは動物園の柵とは全然違う印象だから不思議、、、
というのも、人間が動物を柵で囲って抑え込んでいるのではなく、「動物の世界の中に人間用に間借りされた土地」といった感じだから。
日本では動物たちより人間が強くて、人間が動物を支配している感じがしますが、ここでは人間が動物の中で「住まわせてもらっている」んだなというのを感じる。
でもそんな感慨に浸る暇はなく、石だらけのでこぼこ道で重い車が飛んだり跳ねたり大忙し。遊園地のアトラクション以上に体がふわっと浮いたり打ち付けられたり、、、
酔うとかそんな域を超えて、、、たのしい、、、
あ、そうそう本題の動物!
街を出てすぐには動物は出てきません。
2,30分走ってからでしょうか、最初にあったのはシマウマ。それから肉眼で米粒くらいの大きさのキリンやサイが見え始め、それがどんどん近づいてきます!!
ゾウも見かけたけど全部遠く、、、
あーー、やっぱりそんなに近くでは見られないのかな、と一瞬思ったりしましたがそんなことはなく!
ガイドさんが車を止めたのは原っぱ。
周りにはシマウマ、シマウマ、シマウマ、、、
手が届きそうなくらいの距離に親子が優雅に草を食べていて、その向こうでは追いかけっこ、、、
「ダーウィンが来た」の世界がまんま広がっていて、ファンだった私は大興奮、、!!
でも実はシマウマは地元の人にとっては全然大したことなくて、日本人にとってのカラスやハトみたいな、「いつでもいるじゃん。」って感じらしくて、、、
「もっとすごいのが見れるから楽しみにしてな」ってガイドさん。
もうすでに大満足だったけどこれは楽しみ、、、
その意味はすぐに分かりました。
車で走る道沿いに、クドゥ、ウォーターバック、インパラ、ヌー、、、
どんどん登場
でもガイドさんは止まる気配がなく、これも「オオモノ」ではないらしい
やっと車を止めたのはキリンの前、でもすぐ出発
次に車が止まったのはよくわからない休憩所みたいなところ、ここどこ!?
休憩を取った後に案内されたのは大きな池。
もう日暮れも近く、この時間になるとこの池にたくさん動物が集まるのだという。
水面に顔を出しているのはカバ
そこへゾウがやってきて、感動する私と逃げるカバ、、
最高にきれいな夕焼けとゾウがみられて大満足
日もくれたし、今日は終わりか、あとは帰るだけ。と思って車に。
満点の星空に見とれ、日本からは見えない南十字星も見えてそれに集中している間に、なにやらガイドが無線を受けて動き始め、、、
なんとびっくり、いつの間にか車の目の前に雄ライオン!
え、野生だ!本物だ!と同時に思ったこと、「小さくね?」
餌をたっぷりもらっている動物園のライオンと違い野生のライオンはおなかがシュッとしていて痩せているから小さく見える。
これが野生の厳しさなんだろか、、
でも百獣の王といわれるのに納得の威厳。
気づけば何台もの車がライオンを見に集まっていたけれど気にも留めない堂々たるウォーキング、モデル顔負け、、
かっこいい、、、
しばらく私たちを楽しませてくれた後、藪に消えていった、、
すごいものが見えたと大満足の私に最大のフィナーレが待っていた!!
それは、、、
ゾウ!!
車の前方に突然現れたゾウ、こちらに向かって歩いてくる、、、
「危ないから静かに」といわれて
電気を消し、息をひそめていると
たった50cmくらい先、息がかかりそうな距離をゾウが通過
ゾウの足音も、通った時の風も、皮膚の凹凸も、目に映る景色も全部、感じた、、
怖かったけど、近くて、すごくて、震えが止まらなかった、、、
そんな、満足すぎるドライブを終え、興奮冷めやらぬままに、でも明日の朝のドライブもあるし、就寝zzzz
翌朝、、、
日の出前に出発、朝日に迎えられサファリへ。
朝も朝で動物たちが動き回る時間。
優雅に朝の散歩をしている動物にたくさん出会いましたが、見どころだったのは、サイのおしっこですかねえ、、、
サイが車の真ん前でおしっこを始めたんです。
ホースから出る水のように太い大量のおしっこ、それが45秒も続くんですから圧巻です。見とれてしまいました。
ひとのおしっこなんてジロジロ見るもんじゃないんですけどね、、、笑
そして最後に珍獣に会えました。
レオパルド。ヒョウです。
足が速く警戒心も強いので見かけることもほとんどないし、一瞬で藪に消えてしまうのでしっかり姿をとらえられることはまずないんだそう。
なのに、、、
ヒョウは私たちと一緒に散歩をしているかのように同じ方向に向かってゆっくりと歩いてくれたのです!!
見事に周辺と調和する体の模様も、猫と同じようにしなやかに歩く足運びも、長くて張りのあるしっぽも、ちゃんと見せてくれました。
四年に一度のレアケースなんだとか。
幸せなことこの上ない、、、
大満足を両手いっぱいに抱えて、素敵な写真をスマホに詰め込み、サファリでの長くて素敵な一日、終了。